離婚は考えられないけど…
こんな状態が半年、1年と続いていけば、もうお互いのアラの見つけ合いの指摘し合いの傷つけ合いにしかなりません。
不安も疑心も消えることなく、
「そんなに私のこと嫌いですか?」
というところまで言葉の暴力で責められますよね。お互い様なんですが・・・
こんな毎日嫌だ!と、思ったり、何かのキッカケで仲良くなれた時は、「やっぱり一緒にいて良かった」と思ったり。
そんな心の波や揺れ動き。
穏やかだった夫婦関係が遠い昔の夢のように思えます。
罵り合い、アゲアシの取り合い、言い合いばかりの辛く苦しい時間。
でも、ここで夫のしたことを認めるわけにはいかない!
浮気も不倫も悪いことなのだと認めさせなくてはいけない!
心から反省し、私達家族を裏切り続けたことをこれから償って欲しい。安心させて欲しい。不安にさせないで欲しい。
これが、サレ側の再構築の基本だったりします。
夫が変わるなら、私も今までのいたらなかった面を顧みて改善していきます。という姿勢。
「すべてはオレが悪かったです。あなたは何も悪くありません」
そこからじゃないと、再スタートはできない。
また、そこからスタートできたとしても、フラッシュバックなどに悩まされ、また不安になり、怖くなり、夫に確認したくなります。
「ねぇ、また浮気とか嫌だからね」
そんなこと言われた時には、シタ側もまた責められるのか?と防御態勢に入ります。
「しつこいな。またそういう話するの?いい加減にしてくれない?」
やれやれ。
サレ側のスタートは、発覚時。シタ側にとっては、そこがゴール。
すでに終わりなのです。終わりであって欲しかったのです。
傷ついた側にとっては、やりきれない出来事ですが、傷つけた方は、さっさと忘れてしまいたいのだから。
そして、さんざん逆ギレされてわかっているとは思いますが、人の気持ちがわかる人、我が事のように想像できる人は、どんな誘惑があっても、浮気なんかしません。
そして、そういう人間が浮気する場合は、浮気ではなく本気です。
あなたが泣こうが喚こうが、「子供はどうするの?」と情に訴えようが、2度と戻ることはありません。
人の気持ちは永遠不変ではなく悲しいけど変わるものです。
どうしても失いたくない人だったのなら、浅はかな浮気をし、発覚してノコノコ戻ってきて逆ギレしている人の方が、まだ未来が見えそうです。