勢いで妻が家出するのなら、まだ良いですが
「不倫をやめないのなら別居をします」というアドバイスをするカウンセラーがいました。
これも大問題でしたが、一時期この類の相談が多かったものです。
夫に別居を匂わし、それでも不倫をやめないので現在別居中です。
という御相談。
これは離婚と同じ事で、妻の胸先三寸で何とでもできる事なのです。
厳密に言いますと別居はいつでもできますが、いざ離婚となったら難航するケースが多いので一概には言えません。
別居は簡単にできますよね?
当然、別居を伝える妻もそれなりの覚悟だと思います。
でも、本当に別居はNGと言わざると得ないのです。
別居をにおわしても、別居を決行しても、夫を出て行かせても、不倫は終わらないのです。
また、心からの謝罪と反省を得る事もできません。
実際にはデメリットの方が多いものです。
最初は縋って、反省している素振りを見せる夫、実家にまで謝罪にくる夫。
これははっきり言って、別居を止めたいだけなのです。
一時のものともいえるのです。
その一時を過ぎると、加害者と被害者が逆転したりします。
「こんなに謝ったのに」「こんなに反省したのに」それを受け入れない妻。
そして、別居期間が長く続くと、一人だけの方が楽になってしまう。
これは妻も同じこと、一人だけもしくはお子様とだめの方が楽になります。
この別居が長く続けば続くほど、不倫をやめては欲しいけど、同居は考えてしまうともなり易いです。
残念ながら、不倫をやめさせる為に別居を匂わすという方法論、デメリットしかありません。
これもしっかり考えて欲しいです。
妻がこの夫と一緒にはいられないと本気で思った時、何も言わずに家を出るでしょう。
ここが大きな差です。
何かを期待して方法論として使うからおかしな方向へ進んでいってしまうのです。
だって、別居は本心ではないですよね?