共感だけでは不倫問題は解決しない
カウンセリングの勉強をしますと、必ずと言って受容・共感・傾聴先ずはココから始まります。
確かに、相談者さんの事を手放しで受け入れる事は信頼関係を作る上でとても必要だと思います。
時には、心の回復を待たなければならない状態もあります。
しかし、待っているだけでは、手遅れになってしまう事もあるのです。
浮気・不倫問題は見えない問題ではなく、目の前に問題が転がっているのです。
以前もお話ししましたが、不倫問題でできた傷は、不倫問題を解決する事によって回復していく事が多いです。
ハートスペースの大きな使命としてあるのが、問題解決支援と引っ張り上げる事です。
だから「本当につらかったね」「なんか涙がでてきちゃった」では問題は解決しないのです。
心の傷や気持ちにフォーカスしているのでしたら、相談者さんの心を開くために必要かもしれません。
しかし、ハートスペースは問題解決支援がお仕事です。
それは、問題の根本を解決しないと、気持ちが楽になったとしても、治る訳ではないからです。
心に蓋をする方法、認知行動療法、誤魔化し方、褒める、愛される、これが本当に解決を遅らせているのです。
これを総称して放置と呼んでおります。
浮気、不倫問題の事を考えた場合、放置ほど厄介にさせる事はないのです。
自分磨きや夫の気持ちの代弁、あなたの悪い所、これを探しても無意味という事です。
あなたの人生、あなたが決めなきゃ!だめなんですよ。
問題が起こった時のに共感されるという事は気持ちは楽になるでしょう。
しかし、問題に蓋をしているのと同じ事なのです。
いつまでも続く共感は問題解決を遅らせ、不可能にさせ、蓋をさせる事なのです。